釣果報告 8/2

梅雨明け最初の日曜日、STさんと釣行。朝から天気は快晴で海況も良く絶好のコンディション。ただ暑くなりそうなので、昼前には上がりましょうということで朝5時半集合、6時出航。

 海上は北寄りの風が吹いていてこの時間はまだ涼しい。森戸沖水深25mの根の上にアンカリング。水面がパチャついているのでジグを投げるが反応なく、コマセを撒きながらサビキ釣りに専念。

 今日は濁り潮で、ときおり回ってくるイワシの群れのタナは中層より下で、タイミングが合うと一荷が連発。カタクチイワシよりウルメイワシがやや多め。さらに下に仕掛けを下してしまうとネンブツダイの一荷となる。ウルメイワシは釣れるとすぐに弱ってしまうので、クーラーボックスに直行させてなるべく鮮度を保つ。

 イワシが十分な数になったので、イワシ泳がせのヒラメ仕掛けを投入。2匹目のイワシを投入した後、竿先にモゾモゾとした感触。ぐっと我慢してアワセを入れるとずっしりとした重み。キター!大物だあ。STさんにタモスタンバイをしてもらい、リールをゆっくりと巻くが・・・途中でふわっと軽くなった。まさか・・・。巻き上げると、仕掛けの孫針がぷっつりと切れていた。大物が孫針だけにフッキングしていたのだろうか。ショックは大きくしばし呆然。姿は見なかったので「サメかエイだったということにしておきましょう」というSTさんの慰めでなんとか気を取り直す。

 本格的な夏到来で、今日の海はミニボート、カヌー、SUP、水上バイクがいつにも増してにぎやか。それに目を光らせる海上保安庁の巡視船、これ見よがしのゴールド色のクルーザーも目立っていた。そんな海を眺めながら、アジやカサゴがポツポツと上がりそれなりに忙しい時間が続いたが、大物のアタリは無く、小物のアタリも遠のいてきた10時30分、前半戦終了。

f:id:t1000zawa:20200802163238j:plain

真名瀬でトイレ休憩した後、後半戦は森戸海岸沖の水深7m程度の浅場でキス狙い。船の前方に水着のお姉さんを並べた絵に描いたようなバブリークルーザーが、これ見よがしにギャラリーの多い浜辺のすぐ前にやってきたのを横目に、われわれはキスとメゴチを地味に釣りあげる。この浅場にもイワシが回っているので何匹か確保して、ここでもイワシの泳がせてみる。このあたりの浅場ではヒラメの実績があるものの、エイやサメが釣れたことの方が多い。さっきのバラシのリベンジなるか。

 そろそろ昼近くなり暑くなってきた。ダレ気味になったそのとき、ゴゴゴッを大きなアタリ。いきなり竿が真下にズドンと曲がる。STさん素早くタモスタンバイ。大きすぎるアタリにドラグを緩めようとするが、さらに引きは大きくなり、竿先が船の真下に入りそうになるほどに曲がった途端、ブチン!・・・・PE3号のラインが干し切れている。頭の中は真っ白になり、しばし静寂が訪れた。STさんはさすがに2回目は気の毒に思ってくれたのか、気を遣ってしばらく話かけないようにしてくれていた。我に返った後、あれはいったい何がかかったのだろう、という話になる。大きく走ったのでヒラメでもサメでもないようだし、青物か?青物だったら80㎝くらいはあったかも、バレなくても上げられなかったのではないか・・などなど思いをめぐらしつつ、ドラグ調整がいまいちだったことに深く反省。次回からタックルを見直すことを誓って、12時30分過ぎに納竿。暑い中、大変お疲れ様でした。

f:id:t1000zawa:20200803165046j:image

アジとウルメイワシは刺身にして美味しくいただいた。

翌日、カサゴはアクアパッツア、カタクチイワシはパスタに。いつもの夏らしいラインナップが梅雨明けの週末の食卓を飾った。
f:id:t1000zawa:20200804093356j:image