11/8の皆既月食と天王星食、運よくテレワークで済む日になったので、昼間仕事はしっかりやって、17時30分には終業。天体望遠鏡の準備に取り掛かる。月食の開始時刻ばかり気にしていて月の位置はあまり気にしていなかったのだが、月の出は真東。我が家のベランダからだと部分月食の始まりが見えない。
皆既が始まったあたりからようやく天体望遠鏡の視野に入るようになった。今回は皆既月食を撮影してみたかったので、シャッタースピードを落として撮影できるように赤道儀にモータードライブを取り付けて自動追尾できるようにした。
さて天王星食が始まる時間。考えてみたら天王星をまじまじ見るのはこれが初めて。6.7等級で、明るい時期ではあるが、私の望遠鏡では恒星とほとんど変わらない。予報時刻に次第に天王星が近づいてきて(月のほうが移動しているのだが)じわーっと隠れていった。
天王星が再び姿を現す前に皆既月食は終了。部分月食になって大幅に明るくなる。眩しい。
出現時間になってもよく見えなかったが、少し時間が立ってから、出現した天王星
を発見。よく見ていれば出現の瞬間は見えたかもしれない。
部分月食も後半。月が欠けている、といってもかけている部分の曲率(地球の影の曲率)が、普段の月の満ち欠けとは違うので、不思議な雰囲気がある。
今回の観測機材はMIZAR SP赤道儀 100SL鏡筒(10cm反射)を使用して600mm直焦点 で撮影。カメラはNikonミラーレス一眼J1です。