休日散歩 2/11

8時起床。午前中は部屋の整理をやりながら無線運用。

粗大ゴミがいくつか出たので、市の環境クリーンセンターに車で持ち込み。土日はお休みだが、ありがたいことに祝日は営業している。

ごみの持ち込み | 逗子市

環境クリーンセンターは池子から六浦に抜ける県道205号を走り、トンネルに入る手前の坂道をぐんぐん登っていったところにある。今日は天気が良く、富士山や相模湾が遠望できた。受付では住所氏名やゴミの種類を記載した書類を提出し、車の検量を受けた後、破砕所でゴミを渡し、再度検量を受け、その差からゴミの量を計測する。10Kg当たり250円。

到着したのは12時過ぎ。しまった、昼休みがあるのを忘れていた。午後の受付は13時から。天気も良いのでこのまま待つことに。所内の自動販売機で缶コーヒーを買ってのんびりと待つ。あっという間に13時。料金は500円だった。

f:id:t1000zawa:20200211214524j:plain

ゴミ出しを終えて自宅に戻る県道は、途中、京急逗子線横須賀線と並走するが、線路際や踏切で、カメラをかかえた撮り鉄っぽい方々を見かける。何か鉄イベントがあるに違いない。

帰宅後、昼食のカレーを食べながら、twitterを覗くと、逗子名物「甲種輸送」で盛り上がっている。金沢文庫にある「総合車両製作所」で新造された相模鉄道12000系の新車が、逗子駅経由で出荷される。逗子発は13時45分らしい。あと8分しかない。息子と自転車で緊急出動。撮り鉄の方々がたむろす踏切でなんとか撮影することができた。ディーゼル機関車DE10に牽かれたピカピカの相鉄12000系10両編成は眩しかった。

f:id:t1000zawa:20200211214549j:plain

鉄イベントを終え、14時過ぎから散歩。

先日も散歩に来て気になっていた、池子の森自然公園 | 逗子市

に久木側から入り、池子遺跡群資料館と、シロウリガイの化石を見て、池子側に抜けるルートを歩いてみた。 米軍関係の施設があり立ち入ることができなかったが、2016年3月から土休日だけ公園として一般開放されたエリアである。

https://www.city.zushi.kanagawa.jp/global-image/units/115290/1-20190516153152.pdf

https://www.city.zushi.kanagawa.jp/global-image/units/82552/1-20150416160619.pdf

NewHisagiTunnelというプレートが掲げられたトンネルを越えると、管理事務所などが入る建物があり、その3階に資料館があった。見学は無料で、職員の方もいるが「どうぞご覧ください」と言われるだけで特に案内は無い。他にお客さんはいなかった。資料館には縄文期から昭和までの間のこのエリアで出土された資料と、かつてここが深海底だったことを示す、シロウリガイの化石が展示されている。

池子遺跡群資料館の概要 | 逗子市

シロウリガイ類化石について | 逗子市

縄文から弥生期にはこのあたりは海岸線だったようで、現代にいたるまで継続して集落が存在していたらしい。

f:id:t1000zawa:20200211214604j:plain

資料館から出て、近くにあるというシロウリガイの化石を見ようと周囲を歩くが、標識の類が一切なく見つからない。資料館の方に聞いてみようとわざわざ受付に戻って尋ねると、そこにいらっしゃったおばさま2人は顔を見合わせて不思議そうな顔をした。そのテニスコートのほうなんですけど、去年の台風の倒木で行けたかな~?という反応。化石は市の管轄外なので、知っているのに知らないという役所対応の雰囲気でもない。おばさま2人は学芸員ではなく単なる留守番なのか、いずれにせよ要領を得ないので、ともかくテニスで賑わうテニスコートに沿って歩くと、立派な東家のようなものがあり、そこに巨大な化石が鎮座していた。なんだよちゃんとあるじゃない。銘板はシロウリガイの化石自体の説明がされているが、管理者などの銘が無い。この化石はいったい誰のものなのか、シロウリガイだけにその謎は深海の如し。

f:id:t1000zawa:20200211214618j:plain

念願のシロウリガイ化石を堪能した後、池子側の出口に到着。米軍のセキュリティーゲートがある。ここからは京急逗子線横須賀線に沿って逗子駅方面に向かう。眩しい西日を避けるため、山の根の裏道に入る。

かつて友人の住んでいたアパートを横目に熊野神社を参詣。社殿の左側には裏山に向かって急な階段の山道があり、横穴古墳の標示に誘われて登る。急な崖の途中には横穴古墳。切り立った尾根のようになっており、頂上部分からは山の根と桜山が一望できる。普段から人が歩いている形跡のある山道に沿って歩くと急な斜面。頼りないロープにサポートされながらなんとか降りると、熊野神社の境内に戻った。なかなかハード登山?で楽しかったが、雨後のぬかるみや夏には不可能なルートだろう。https://kofun.info/kofun/3327

f:id:t1000zawa:20200211214633j:plain

逗子駅に戻り、駅前の路地を少し入ったところにある喫茶店で休憩。この喫茶店「ホルトの木」は、十数年前に普通の喫茶店だと思って入ったら、猫カフェでもないのにネコちゃんがいっぱいいて、猫毛の入っていそうなランチを恐る恐る食べたトラウマで、再び訪れることが無かったが、登山をした勢いでチャレンジすることになった。店内は昔ながらの喫茶店で、猫の気配はない。女将に質問すると15年ほど前から猫はいなくなったとのことだったが、それ以上のお話は膨らまなかった。美味しいコーヒーとチーズケーキをいただき、夕食の買い物をして17時30分に帰宅。なかなか濃密なお散歩だった。