振替日記 1/28

今日は首都圏も降雪による積雪が予想されてたものの、雪は降らず冷たい雨が降り続けた一日だった。早めに帰宅しよう。18時過ぎ、職場からの殺風景な街を濡れながら歩き、東京メトロ東陽町駅に近づくと、何やら様子がおかしい。駅の入り口は傘を持つ人で大渋滞。

原因は東西線茅場町の人身事故。九段下-東陽町間が運転見合わせになっている。

f:id:t1000zawa:20200128215439j:image

運転再開予定は19時になっているが、ツイッターを見ると、人身事故の当該電車は中野方面行きで、フロントガラスが割れて丸く穴の開いた写真がアップされている。これは事故車両の回送など、時間がかかりそうだ。

さてどうしようか。永代通り門前仲町方面に向かうバスや、四ツ目通り錦糸町方面に向かうバスはすでに長蛇の傘の列ができている。タクシー乗り場も長蛇の列。道路も渋滞。

せっかく早く帰れる日なのだから、雨の中、職場に戻るのも不本意。飲み屋で時間を潰すにしても大混雑だろう。なんとか東陽町から脱出できないものか。ここは武漢か。

他に路線バス無かったっけ。東陽町の都営バス路線を改めて見直すと、駅から少し離れた7番バス乗り場から豊洲方面に向かうバスがある。都営バス深川営業所の「陽12-1系統昭和大学江東豊洲病院行」。東陽町が始発だ。バス停に早速向かうと、並んでいたのは5人程度。ほどなくバスが到着。余裕で座れた。
f:id:t1000zawa:20200128215455j:image

発車間際にバスを覗き込んで「このバス、新木場行きますか?」と運転手に質問したサラリーマン。「行きません。豊洲行きですよ」と言われて素直に引き下がる。このバスで豊洲まで行けば、新木場は有楽町線ですぐ。オヌシわかっとらんなあ。

この「陽12-1系統」、都営バス深川営業所 - Wikipedia やhttp://toeibus.com/archives/19018

によれば、2018年10月に豊洲市場開場にあわせて新設されたらしい。「陽12-2」が豊洲市場行、「陽12-3」は台場経由の東京テレポート駅行である。

バスは、カオスとなっている東陽町駅に背を向け、南を目指す。塩浜通りから枝川を経由して20分足らずで豊洲に着いた。このルート、穴場ですな。
f:id:t1000zawa:20200128215513j:image

豊洲に到着。降りたバス停の目の前には東京メトロ豊洲駅。殺風景で地味で大雨でカオスな東陽町から脱出した身としては街が眩しい。有楽町線で有楽町を目指す。ゆりかもめで新橋に向かう方法もあるが、時間と金がかかる。

有楽町からJR横須賀線への乗り換えは、隣の新橋まで山手線、京浜東北線で移動するのが自然だろうが、有楽町線有楽町駅は東京国際フォーラムの地下通路に隣接し、東京国際フォーラムは東京駅丸の内南口に地下通路でつながっているから、東京駅まで歩くことにした。この時間なら東京始発の逗子行きに間に合う。

f:id:t1000zawa:20200128215745j:image
無事、東京始発の逗子行きに間に合った。東西線は運転再開が遅れており、この時点でまだ運転見合わせのままだった。缶ビール片手に祝杯を上げた。