披露山に散歩。相模湾は時化。
今日は快晴だったものの、朝からずっと南から西の風が10m/s前後で吹き続けた。出航できない週末が続いていてストレスです。
同僚Tさんとカワハギ釣りの予定だったが、風は収まっているもののうねりが大きく出船できず中止。葉山釣具センターほかボート屋さんも出船中止。明日も強風の模様。残念。Yahoo天気では風も波も弱い予報だったが、やはり地元のボート屋の予報が正しかったようだ。
沖の方で西風が強いときは、逗子は風が弱くても波うねりでダメな代表的なケースっぽい。
夕方からはネコちゃんをかごに入れ、自転車で動物病院にお連れして爪切り。
夕食はこちらでした。
今日の天気予報は雨のち晴れ。かねてから気になっていた宇都宮の旅に出る。0930自宅発。
湘南新宿ライン始発駅逗子から終着駅宇都宮まで乗り通す。逗子1003発、宇都宮1248着。 距離(営業キロ)は165.3km。逗子から宇都宮まで走破する列車はおおむね30分に1本の頻度だが、1003の1本前は0706発になるので、それだと朝早くてきつい。逗子から宇都宮まで1本で乗り通すことにこだわりたいので、宇都宮の滞在時間は短めになるが、この列車を選んだ。もちろん横須賀線で大船まで行ってそこから始発の「湘南新宿ライン」や戸塚などで東海道線に乗り換えて「上野東京ライン」で宇都宮を目指しても良い。
乗車券は、首都圏のJRが1日乗り放題の「休日おでかけパス」(当日限り有効2670円)を利用。宇都宮の少し手前の自治医大駅までがフリーエリアなので、エリア外となる自治医大ー宇都宮間(往復640円)の普通乗車券を買い足せば、逗子ー宇都宮間を3410円で往復することができる。逗子-宇都宮の片道乗車券は3020円なのでなんと半額近い。
これらの切符はみどりの窓口でも指定券券売機でも買えるが、窓口は待ち時間があると焦るので、指定券券売機がおすすめ。逗子駅には2台設置されている。
「休日おでかけパス」は「おトクなきっぷ」のメニューから選択して購入する。自治医大-宇都宮間の乗車券は「乗車券 普通回数券 買いまちがい払い戻し」のメニューから発駅と着駅を五十音タッチパネルから入力する。「往復」で買うと楽。一回の操作でたとえば大人2枚と子供1枚をまとめて買うことができる。現金だけでなく、SUICAやクレジットカード決済も可能だ。
また、長時間の乗車であるし、旅気分を盛り上げるために、グリーン車を利用したい。
あらかじめ発駅でSuicaグリーン券の購入(Suicaへのデータ書き込み)をしておく。グリーン車は51Kmを境に料金が変わるが、51Km以上はどれだけ乗っても料金は変わらない。しかも土休日はホリデー料金なので51Km以上となる逗子ー宇都宮間は780円だ。(大人子供同額)
さて出発。見慣れた風景も今日は違って見える。逗子駅前のスズキヤで買ったお弁当を食べながらのんびり過ごす。冷えたビールは車内販売で調達。
息子はグリーン車乗車の引き換えに、宿題をやらされている。
大宮を過ぎると晴れてきた。この列車は大宮-小山間は快速運転なので停車駅が少ない。関東平野をひた走る。大半の区間がロングレールになっていてとても静かだ。利根川を渡り、茨城県を一瞬かすめて栃木県に入ると、雪を冠した日光連山が望める。
定刻1248に宇都宮着。
隣のホームには日光線の日光行きが発車を待つ。駅名標や方向幕の「日光」の文字のフォントが渋い。日光東照宮がリニューアルしたこともあり乗り換える客も多め。
さて、今日の観光の目的地、大谷資料館に向けて路線バスに乗る。
路線バスを運行する関東自動車は、バスと大谷資料館の入場券、大谷観音の拝観券をセットにしたお得なきっぷを販売している。駅前のチサンホテル隣の関東自動車の営業所で購入。大人1620円、子供540円。特に子供料金の割引が大きい。購入場所が限られているので要注意。JRの改札を出たあたりで購入できればスムースなのだが。
http://www.kantobus.co.jp/common/sysfile/topics/ID00000090binary1.pdf
バスは駅前の6番乗り場から。30分に1本程度。今回は1325発を利用した。(行先表示はカメラのシャッタースピードの関係で見えないが45系統 作新学院・大谷経由 立岩行である)
バスはJR宇都宮駅から大通りを直進。県庁、東武宇都宮駅、裁判所といった栃木県都の中心街を抜け、作新学園前を通り、やがて大谷石のエリアに入る。30分で資料館前に到着。ここから資料館までは徒歩10分程度。
予想に反して結構な賑わい。駐車場は入場待ちができている。周辺は大谷石の切り立った壁に青空が映えて紅葉が色を添える。
砕石場の地下坑内は広大。見学コースが整備されている。非日常的でクールな空間故、映画、テレビ、CMやアートイベントといった用途で度々利用されている。坑内の石段は当然全て大谷石だが、よく見かける風合いで、普段の生活に溶け込んでいることを再認識。(コンクリートばかりの殺風景な江東区ではあまり見かけないが)
規則的な模様は、チェーンソーで切り出した跡。
その切り出しの機械が資料室に展示されている。
気温は一定では無いものの夏でも低温。
石はサイズの規格がいろいろ。
大谷資料館には1時間滞在した。
そこから徒歩10分程度で
大谷寺 | 日本最古の石仏「大谷観音」と高さ27メートルの「平和観音」
に移動。1200年前に岩に掘られた石仏は撮影禁止。
平和観音も見て、1543大谷観音前バス停から宇都宮行きバスに乗る。1610馬場町バス停で下車。メガドンキホーテの入るビルの地下にある来らっせ|宇都宮餃子会で餃子食べ比べにチャレンジ。
「来らっせ」は「常設店舗」と、日替わりで店舗が入れ替わる「日替わり店舗」がある。宇都宮餃子ビギナーなので常設店舗の方に行く。席に案内されて席を確保した後、各店舗のレジで注文して席番号を伝えると、席まで持ってきてくれるシステム。餃子はどのお店も250円から290円くらいなので、まずは5つの店舗全ての焼餃子を一皿づつ頼んでみた。席には注文の札が並ぶ。
ビールを飲みながら待つと、続々と餃子が届く。
これは「香蘭」。「スープ餃子」も注文。
羽付き餃子の「めんめん」
有名な「みんみん」
めんめんの「ゆで餃子ポン酢」
どれも美味しい。お店によって個性があるが、我が家は小柄パリパリ系が好みみたい。「香蘭」と「めんめん」がお気に入りかな。
お餃子のウンチクを見ながら、土産の冷凍餃子は香蘭を選んだ。
さて、1720馬場町バス停から宇都宮駅へ。すっかり日が落ちているが、県内随一の繁華街なのだろう、イルミネーションが美しい。この区間はバスが頻繁に走っていて、来たバスに乗り、宇都宮駅前で降りるときにフリーパスを見せて降りたら運転手さんから「ちょっと待って」「これ他のバス会社」よく見ると乗っていたのはJRバス関東。大人2人子供1人380円を払う。うーん、すごい敗北感。
宇都宮駅の電光掲示には1756発湘南新宿ライン逗子行きが表示されている。なんか不思議な感じ。
帰りもグリーン車。帰りは下の階。私はハイボールを飲む。息子はお土産の大谷石と仏像ガチャを楽しそうに眺めたり落書きしたり宿題やったり。くつろいで過ごす。
酔っぱらって熟睡することもなく、ブログの記事作成も捗った。湘南新宿ラインは遅延がつきもの。途中、武蔵小杉付近で緊急停止信号の受信で急停車(原因は南武線の人身事故)による若干の遅れはあったものの、無事2055に逗子駅に戻ってきた。
♪終着駅は始発駅~ というサブちゃんのこぶしの効いたフレーズがほろ酔いの脳内に響いた。(おわり)
江東区の九重橋。かつてこのブログにも書いたことがある少し不思議な橋。今回はその続編である。
t1000zawa.hatenadiary.com
先日、ある情報筋(同僚)から「九重橋の南側の私有堀が埋め立てられたらしい」という衝撃的な情報が寄せられた。10月23日月曜日、早速調査に向かった。
台風一過の青空と強風の中で目にしたものは、寄せられた情報通り、東京湾につながる運河(私有堀)の穏やかな水面は、キャタピラの跡が縦横無尽に走る泥だらけの土地に変わっていた。埋め立ては九重橋の直下まで。水たまりは台風の大雨でできたのであろうか、仮設の排水ポンプが唸りを上げている。
これはいったいどういうことなのか。橋を渡ったところに工事事務所があり、開発計画の看板が掲示されている。それによれば、IHIと佐川急便が建築主となって巨大な物流センターを建設する、とされている。
この計画は散歩の4日後に発表されていた。
なるほど、大規模な案件だ。
では、九重橋どうなるのだろう。すでに埋め立てられていた橋の北側に続き、今回の埋め立てで橋の南側も埋め立てられて、橋として存在する意味が完全になくなってしまう。開発計画の看板では、橋の南側すぐのところに隣地境界線が描かれており、埋め立てた土地はこの開発主体のものであることと、その近辺には巨大な駐車場ができることが読み取れる。
そんな四面楚歌状態の九重橋はどうなるのか。昼食時、工事関係者で賑わう「すき家」で食事をしながら、橋を管理する江東区にメールで取材をしたところ、10日後の11月2日に土木部道路課橋梁係から返信をいただいた。
お世話になっております。
江東区橋梁係です。
ご質問いただきました九重橋についてですが、私有堀の埋め立てに伴い、今後開発事業者主体で、 江東区と協力のもと撤去する方向で調整しています。
本案件については、回答にも開発事業者との調整が必要であったため、
連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。
以上、よろしくお願いします。
江東区土木部道路課橋梁係 ※固有名詞は割愛
やはり、橋は撤去されるのだ・・。
昼下がり、きらきらしたさざ波の立つ運河にかかるアーチ橋のゆるやかな曲線は、貴重な風景だった。そんな風景が、巨大企業の圧倒的な力に追い詰められていき、やがて滅ぼされる様を、これから目の当たりにするのかと思うと、心が痛む。こんな土地から逃げ出したくなる私は、心が弱いのだろうか。