今日の世間は太陽フレアで大騒ぎになっている。北海道や東北など国内で高緯度の地域では「低緯度オーロラ」が観測されているようで、見に行きたかったな。報道によれば北緯40度の秋田でもオーロラが観測できたとのこと。
この寒風山は、秋田市内からは1時間程度の気楽なドライブコースで、学生時代には良く行ったものだった。オーロラではないが、日本海の沖に煌々と灯るイカ釣り漁船の灯が幻想的だった。
オーロラにとっては低緯度でのオーロラ観測記録にはこんな文献があった。
https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2013/2013_01_0021.pdf
https://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/1999/pdf/19990203c.pdf
いずれにしても生きている間に2-3回あるかどうかという頻度ですな。
さて、オーロラの原因となった太陽活動だが、5/12現在の宇宙天気のサイトはこのような状況だった。
さて、太陽フレアだが、太陽黒点で起こる。太陽黒点は、太陽表面で周囲よりも温度が低いために暗く見える部分で、強い磁場が存在している領域なのだが、その磁気エネルギーが荷電粒子(プラズマ)の熱や運動エネルギーへ変換されて起こる爆発を太陽フレアという。
爆発に伴って、電気機器の故障の原因となる高エネルギー粒子や、紫外線やX線などの人体に有害な放射線が放出されるが、地球は大気や地磁気に守られており、通常規模の太陽フレアでは極域くらいにしか影響が及ばないが、11年で繰り返す太陽の活動周期で活動が活発になると、最大級のフレアが年に何回か起こり、オーロラが観測できたり、磁気が乱れて、無線通信ができなくなったり、電気設備が誤動作して停電したりする可能性がある、という。実際、今日は短波帯はラジオもアマチュア無線もほぼ何も聞こえないという状態だった。ではその巨大な黒点でも見てみるか、とまずは肉眼で見てみようと思い、2012年の金環日食のときに購入したサングラスで見てみるが、いまいち見えない。
ならば、と68mm屈折望遠鏡に太陽投影版を取り付けて見てみる。
巨大な黒点が良く見える。
プロの観測はこれ。
ブログの記事としては9年前に観測した記録があった。太陽活動は11年周期。もうそんなに経つのか・・。
今日5/11の散歩は鎌倉でした