梅雨の間の曇天の凪は良く釣れることが多い。今週末もそんな天候が期待できたので、STさんと朝5時半集合で釣行のお約束。金曜夜に少し飲んでしまったので、ろくに準備もせず、朝5時二日酔い気味で起床。すでに東の空に太陽が上がっている。まだ30分あるなと思い、準備を始めると、ブルルとバイクの音。寝ぼけ眼で玄関を開けると、STさんがニッコリ。早っ。
急いで準備完了し海岸へ。ベタ凪かと思っていたら、意外とうねりが入っており、他のボートも慎重にエントリーしている。当船も波のセットのタイミングを見はからって無事出航できた。
目指すは、最近お気に入りのマツエダシ付近。STさんとの釣行では5/3に来たところ。カサゴやマハタなど五目が楽しいポイントだ。水深17mくらいのところにアンカリングして釣行開始。今日は風も弱く、波もさざ波だが、うねりは大きい。細かい作業し出すと船酔いしそう。最初に生き餌確保ということで、サビキを落とす。低層から中層まで何度か上げ下げしていると、アタリがあり重くなる。最初に登場したのは小ムツの一荷。周囲はイワシのナブラがたっていて賑やか。サビキには、カタクチイワシ、ウルメイワシをメインに、型は小さいが、カマス、ムツ、アジ、サバが混じる。この海域では少ないマイワシもいる。今日のサバは低層にいて、数匹かかるとなかなかいい引き。ときどきサビキにかかったイワシに、表層でワカシやショゴが追いかけてきて、表層を小刻みに上げ下げしていると食ってくるのでこれまた面白い。
生き餌も十分確保したので、そろそろ生き餌でヒラメを狙おうとするが、これだけベイトが豊富だと、ヒラメもお腹いっぱいで、１匹だけの生き餌では目立ちそうにもない。そこで１０号針に太ハリスのたて釣り仕掛けを使ってみた。この仕掛けは、サバ皮色のサビキ仕掛けになっているので、まずイワシに食わせてから、落とし込んでヒラメを狙うというもので、針が大きいからイワシがかかるかなと思いながら投入すると、イワシだけでなくサバがかかってきて、仕掛け全体がブルブルと猛烈アピール状態になる。暴れているうちに弱ってくるので、何度か元気な子に交代してもらい底を狙う。
8時前、なんだか急にブルブルし始めたなと思ったら急にガツガツと大きなアタリ。おお、来たかも。STさんにタモスタンバイしてもらい、上がってきたのは狙い通りのヒラメ。やったあ～50cmくらいはある。針はがっつり2本食っていた。
ヒラメが釣れた後、STさんにも大きなアタリがあったが残念ながら姿見なかったものの良型のメバルやショゴも登場し、イケスは満員状態となった。8時以降、潮が変わったのかアタリが落ち着いてきた。
10時近くなると、周辺では大学のヨットの練習も始まり、落ち着いて釣りにくい状況に。迫ってくるヨットにおいおい周り見てんのかよ～と手を振ること数回。雨が降ってきそうなのと、今日は私に所用があり（五十肩いや四十肩のリハビリの予約）11時30分に沖上がりとさせていただいた。ヒラメは血抜きの際、STさんにはヒラメの神経締めの秘密兵器を使った技を披露してもらう。大量のお魚はクーラーボックスで山分け。あわただしい撤収作業でしたが、お疲れさまでした！
12時40分近所の病院へ。魚くさいが、リハビリのマッサージをしてくれるのは男性なので、気にしない。
帰宅後、お魚がの処理が待っている。
ヒラメは丸のまま冷蔵庫で待機してもらい、イワシ、サバなどから処理開始。
カタクチイワシ チマチマと３枚におろして、イワシパスタの具用に塩を振って保存。月曜夜においしいパスタの具になった。
ウルメイワシ チマチマと３枚におろして、刺身用に皮を引いて冷やして、当日翌日にいただく。
マイワシ 刺身でいただく。
ムツ チマチマと3枚におろすが、小さすぎて・・
サバ フライ用に腹開きして当日サバフライに。おいしい。
ワカシ、ショゴ とりあえず刺身にもできるように3枚おろしでフィレにし、カルパッチョ、刺身、焼きで水曜までに消費。アラは当日あら汁にしてもらう。なかなか好評。
ヒラメ 翌日、実家に顔を出すことにしたので、内蔵を取って丸のままお土産にすることにした。日曜日、実家でさくにする。意外と身が厚く、満足してもらえた。一部はお持ち帰りして月曜から水曜にかけてお刺身でいただいた。
ということで今回もいろいろ楽しめて大満足。梅雨の曇天はやっぱり良く釣れる！
当日の潮回り。
