回数券通勤

 勤務先の通勤手当が、定期券(1ヶ月)相当額の支給から、出社日数に応じた実交通費の支給になった。

定期券(6ヶ月)も7月で期限を迎え、いまの出社頻度では定期券を買うメリットが無いので、都度、切符を買う(Suicaで乗る)か、回数券で乗ることになる。

 私が利用する逗子-東京の片道の運賃は、運賃計算上のキロ数である「営業キロ」は54.9Kmで940円。

だが、そのままではつまらないので手間をかけて少し安く利用している。

 わざわざ語るほどの話でもないが、JRの運賃体系には「特定区間」というのがあって、私鉄と競合している特定の区間は、通常の料金よりも安く設定されている。

たとえば、逗子-横浜間26.1Kmは本来480円のところ、京浜急行と競合している区間なので350円に設定されている。京急の逗子・葉山-横浜間は310円なのでそれでもまだ京急の方が安い。

 同様に、横浜-品川間22.0Kmも本来400円のところ300円に設定されている。京急は310円。

さらに品川-東京間は特定区間ではないが170円。これらを3区間をつないだ逗子-東京間の合算は820円となり、単純に購入するよりも120円安くなる。

 実際には横浜や品川でわざわざ降りて切符を買うことは非現実的だが、あらかじめ必要な区間の乗車券を購入しておけば良く、駅の指定席券売機で発券できるが、それでも面倒だ。

現実的な運用として、私の場合は、逗子-横浜と横浜-新日本橋(←東京と同額)の2分割、かつ回数券(10枚分の価格で11枚 3ヶ月有効)とした。最安となる3分割より10円高いが、さすがに3枚運用は面倒なのでワリキル。

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回数券もそのうちSuicaの複数回乗車割引のようなサービスに変わっていって、こうした紙の切符この先無くなっていくのだろう。

それ以前に、この先、再び定期券利用に戻るときがくるのだろうか。