釣果報告 10/8

STさんとの釣行。台風25号の影響も収まり、今日は釣り日和になりそう。日の出とともに5時45分から準備して6時15分に出航。波は穏やか。6馬力船外機の調子が悪いので、2馬力船外機運用。2馬力で成人男性2名での出船は初めて。気になっていた船速は、北東の風の追い風効果もあるかも知れないが、9Km/h程度と1名乗船のときとあまり変わらないようだが、そもそも追い風が強いこと自体が、その後大きな問題になる。


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今日の予定は前半に青物、後半にカワハギ。まず青物狙いで名島沖に向かう。水深35mくらいに点在する根の上にアンカリングを試みるが、北東の風が強い上に潮が速すぎて、ロープが浮いてしまいアンカーの着底わからない。船はどんどん南西に流される。戻ってアンカーを打ち直すがなかなかうまくいかない。

船を流しながら仕掛けを下すが、ラインは斜めの浅い角度にしかならず、アタリもわからない。なんとかアンカリングしようと移動を繰り返すが、強風の上に周期の短い白波が立っており、風上に向かおうとすると船首から波しぶきを被って、海水が前方に溜まる。船外機が軽いためか、重心がいつもより前方にあるようだ。

沖はだめだ・・他船がイナダを上げているのを横目に、テゴ島の北側の少し浅いところに移動。
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水深13mくらいのところでようやくアンカーが効いてくれた。ここですでに午前8時前。朝からだいぶ走ってしまったので、燃料が1.1リットルしかない2馬力船外機のガソリン残量が気になり、持参した予備ガソリンをタンク(1.1リットル)に給油すると500ml入ってしまったから、すでに約半分消費したことになる。

さて、コマセを撒くがアタリが無い。ようやく落ち着いて釣りが始められる・・最初はSTさんにタカノハダイ

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この魚、食用としては酷評が多く、我が家でも以前食べたことがあるが、その評判通りだったので、私はリリース対象にしているが、STさんは果敢にもキープ。臆病な魚なので、この魚が釣れるときは、他の魚は釣れないという説もあり、先が思いやられるなあと思ったら、STさん良型カサゴゲット。間を置かずアイゴの3連発。ヒレの毒針に刺されないように注意しながら生け簀に収める。

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そしてイシガキダイ。なんだかんだで快調だ。

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イナダビシ仕掛けの私は、ちいーっちゃい石鯛が釣れた後、しばらく音沙汰がなかったが、強烈なアタリで30cm弱のメジナちゃん、そして私にも30cm弱のアイゴが来た。
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風と波は無情にもにも収まる様子はない。葉山港の風速計によれば、北東の風が10m近く吹いているようだ。葉山釣具センターの手漕ぎボートも、曳舟で浜に戻るボートが目立ってきた。

11時、そろそろカワハギに転向したいところだが、この波と風で移動は躊躇する。今いるポイントも一応カワハギのポイントではあるので、カワハギ仕掛けを落とすと、エサ取りフグばかりで、STさんにメジナが来て盛り上がったくらい。

ついに意を決して、逗子湾沖のカワハギポイントに移動を始める。波が高くてスピードが出せない。波しぶきをかぶりながらようやく逗子湾沖でカワハギ実績の高いポイントにアンカリング。

勇んで仕掛けを下すが、カワハギのアタリがぜんぜん無い。常連のベラもほとんど顔を見せず、ここでも小型のフグばかり。もう10月の中旬にもなるのに、どうしたものか。水温がまだ高すぎるのか。f:id:t1000zawa:20181009184601j:imagef:id:t1000zawa:20181009184643j:image

結局、カワハギの顔を見ることもなく、13時に納竿。浜に上がると、穏やかな波と風。過酷な沖の天候がウソのようだ。逗子湾の場合、北寄りの風の日は、浜は凪なのに、沖に出ると荒れていることがある。披露山の上の方だけ風でざわざわしている日はそんなパターンにはまることが多いようだ。

14時前に自宅着。本命の顔も見れず過酷な釣りだったが、STさんも夕食のおかずを確保してもらえたので良かった良かった。
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 我が家のおかずはアイゴ、メジナカサゴ、イシダイ。

アイゴは初めて捌いたが・・・内蔵の臭いが強烈~~さすがにこれは厳しいな。身も臭いが気になったので、刺身にしたものの歩留まりは悪かった。家族の評判は「ふつうの刺身」だった。カサゴメジナは煮つけにしておいしくいただいた。

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夜、STさんから食レポ。送っていただいた写真には、旨そうな刺し身。

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あれ?あのタカノハダイは?

驚いたことに、この綺麗に盛り付けられたお刺身は、あのタカノハダイとのこと。

味は、真鯛より甘味があって、油が乗っていて、 カサゴより旨い。白身の中では、相当旨いです。今日の釣果の白身 の中では、一番。

ええーマジかよ~。評判いまいちのお魚も美味しく召し上がるSTさんに感服するのであった。

タカノハダイやアイゴといった磯の雑食性、海草食性の魚は、味の面では固体差や地域差が大きく、かつ漁獲も安定しないので商品にはならず、それで釣りでの評価も低いのだろうが、商品にならない魚=美味しくないではない。天然のものなので、その当たり外れを楽しめるのが釣りの楽しみなのだが、一度ハズレを引くと躊躇するのも動物の学習という訳で、次回自分にアイゴとタカノハダイが来たら喜んでキープするかって言うと、、、ちょっとハードル高いなぁと思うが、、まだまだ修行が足りぬのだろう。

 

アイゴについては、こんな問題もあるのか。

https://www.townnews.co.jp/0501/2016/07/29/342472.html

 

以上、カワハギボウズのカワハギ釣行でした。11月にリベンジします。