朝6時起床。風がおさまったのでコマセとオキアミ持参して2馬力船外機で1名出船。波も穏やかになったので2馬力で名島沖まで行って見ることにした。船足は概ね時速10Km程度なので時間がかかる。エンジン音も高らかに航海していると、沖から白い船が音も無く近づいてくる。海上保安庁の巡視船かなと思ったが、スケーリングがおかしい。なんだかエラくデカい船。人気もなく薄気味悪い。
そのデカい船は、葉山港の手前で船首を北東に向けて錨泊したようだ。自船は25分かけてようやく名島沖のポイントへ。30mラインの根の上水深25mにアンカリング。
さて、デカい船の正体が気になるので、AIS(Automatic Identification System)の情報を見てみると、「A」という名称の船が葉山港沖に停泊の表示。
この船か・・。Aというのは仮の名前で試験運航なのか、単にAISに真面目に船名を入れていないかだろうなと思いつつ、MMSIやV7UJ7というコールサインから詳細を調べてみると、なんとまあ、客船ではないプライベートな船としては世界最大、最高級の「motor yacht A」という船だということがわかった。
こんなところに何をしに?詳細は後にして、釣りはどうなったのか。
あまり真面目に写真を撮っていないが、コマセとオキアミでマダイ五目仕掛けで狙うが、一投目は良型のサバ。その後は大き目のアジ。今日のアジは引きが良く楽しい。ウマヅラも2匹来た。
さてコマセも無くなったので、11時過ぎに納竿。帰りにAの姿でも見ていこう。相変わらず葉山沖に錨泊中。ただ風向きが北東から南西に変わったのでアンカー振れ回って船首が南西を向きになったようだ。
ご挨拶がてら接近してみる。長さ119m、5959トンということだから、東海汽船の橘丸と同じくらいのサイズではないですか。
物珍しさにヨットやウインドサーフィンが近寄って眺めている。
船尾のハッチの中には、クルーザーや潜水艇?みたいなものが並んでいる。ここからボートを出して上陸しているのかな。外国人だとすると、上陸する場合、入国管理手続きはどうなるのだろうか。
それにしても人影がないので薄気味悪い。自船のガソリンの残量も気になるので、帰ります。
帰りはちょうど干潮だったので、2馬力船外機で重量が軽いとは言え、船を砂浜に上げるのがキツかった。気になったのはガソリンの残量。2馬力船外機は1.1リットルタンクで、燃料消費量はフルスロットル約1時間。今日の名島往復はフルスロットル45分くらい。出航時に満タンにした燃料タンクには残量計はないので目視確認する限りでいうと、3/4くらい残っているような感じだからほぼ想定通り。ただ悪天候になったりする可能性を考えると、名島沖まで行くには予備のガソリン持参でないと心もとない。
釣果は夕食のおかず。ウマズラは刺身と煮つけに。肝はでかかったが、味はいまいちだった。サバはシメサバ。息子が喜んでくれた。アジは刺身とアジフライ用に3枚おろし。前回のアジと種類が違いマルアジだからなのか、刺身の味は旨味に欠けいまいちだった。(旬のカワハギ比)
カサゴは翌日の味噌汁用。
さて、モータヨットAはその後熱海方面に向けて出航したそうな。
調べてみると、ロシアの大富豪がクルージングをしているようで、話題になっていたのですね。
MOTOR YACHT 「A」 - 雲MARU - Yahoo!ブログ
5月28日日経夕刊切り抜き
"Motor Yacht A" built by BLOHM + VOSS Shipyards,OFFICIAL VIDEO