「江東区散歩」は別に好んで散歩しているのではなく、職場から昼休みに食事に出るものの選択肢が限られいていい加減飽きていて、とはいえ気晴らしに散歩はしたいので、周囲に興味を引くものがほとんど無い殺風景な中、仕方なく散歩しているのである。(苦笑)
さて、新砂一丁目の明治通り沿いには、東京都土木技術支援・人材育成センターという施設がある。
土木技術支援・人材育成センター概要
にあるように、東京都の土木技術研究所として長い歴史を持っているらしい。
ここには「東京都公共基準点」について解説する看板が立っている。わざわざ解説があるのは、ここに東京都全体の測量の基準になるような、特別高いクラスの基準点があるのかと思ったが、説明にもあるように1.5Km間隔で設置されている基準点の一つがここにある、というだけの話のようだ。
東京都の公共基準点とは、こんな解説があった。
東京都が設置・管理する公共基準点には1級、2級、3級基準点があります。1級基準点は東京都公共基準点と呼び、建設局土木技術支援・人材育成センター が都内全域に設置、管理しています。2級、3級基準点は、東京都道公共基準点と呼び、都道管理を目的とし、建設局道路管理部、各建設事務所等が設置、管理 しています。(主に、2級は学校やアパート等ビルの屋上に、3級は都道の歩道上にあります。また、島しょ部の公共基準点は総務局各支庁が設置、管理してい ます。)
ということなので、東京都公共基準点は1級基準点、東京都道公共基準点は、2級または3級基準点ということなのだ。
ところで、国土地理院の基準点成果等閲覧サービスで、国土地理院の基準点とあわせて公共基準点の位置も知ることができるが、今回話題にしている公共基準点(東京都1級)が出てこないのだがなぜだろうか。
「東京都土木技術支援・人材育成センター」には地盤沈下に関する解説も出ている。今は安定しているらしいが、常に水害が懸念される低地であることを実感する。
(写真の撮影は2017/5です)