逗子スプラッシュウォーターパーク体験記

今年の逗子海岸海水浴場には「逗子スプラッシュウォーターパーク2015」という海上に浮いた遊び場が設置されています。写真は6月下旬に撮影したもので、黄色や緑のフロートが渚橋方面の海岸のちょっと沖に姿を見せていました。

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チラシと、子供用の割引券をもらっていたのですが、1時間入替制で大人1500円、子供1000円(割引券で800円)だそうです。なんだよ高いなあと思ったのですが、来年あるようには思えなかったので、今日、行ってきました。

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チラシには、子供が飛び込むイメージ写真に「バシャーン!上陸」という、擬音と結果がいまいちリンクしていないコピーがついていて、営業時間帯と場所と利用料金が書かれているだけで、どういうものなのか、利用するにはどうすればいいのかが、直観的にイメージできません。裏にはセーフティルールが書かれているだけです。なんだかよくわからないなあ、と思いつつ行ってみることに。

 10時ちょっと前に水着で「太陽の季節記念碑前」あたりに行ってみると、海の家に並んで受付所がありました。すでに受付を終えたお客さんがライフジャケットを着て待機しています。受付所の奥のカウンターには外国人の金髪のお姉さんと、日本人のおばさまがいて、そこでお金を払います。そこでもどういうものなのかの説明はほとんどないのですが、フロートのあるところまで泳いでいくのが基本だが、子供は別料金(200円でしたか)でバナナボートで行けますがどうしますか?と言われます。子供の年頃(8歳)くらいだと皆さんどうされています?と質問してもいまいち要領を得ず。泳いでいくことにして、お金を払うと、番号が書かれた腕章のようなものと、ライフジャケットを渡されます。時計もメガネも携帯電話も一切持ち込みができませんが、海の家から手ぶらで来るのが前提のようで、ロッカーなどはありません。受付にお願いすれば「責任は持てません」という条件で荷物を置かせてくれるようです。1時間1回あたりの定員は20名で、毎時45分が締切のようです。9時50分ごろになると、金髪のお姉さんがメガホンにiPhoneをあてて、日本語のおじさん声の録音でセキュリティルールの説明があります。ライフガードは笛で指示をするのでそれに従え、短音1回は注意、短音3回は終わりなので帰りなさい、というような説明でした。

 説明が終わると、あとはフロート目指して行ってくださいという感じで一斉に出発。フロートまでは300mくらいありそうです。子供はほとんどバナナボートに乗ったようで、泳いで行く子供は我が家を含め3組くらいでした。100mくらい沖に出ると大人でも立てないくらいの水深になりますが、ライフジャケットで浮かぶので、バタ足でゆっくり進みます。15分くらい泳いでようやくフロートに着きました。フロートにはライフセーバーが数名配置されています。フロートに上陸するのが一苦労。掴み手がついているところから上陸するのですが、間隔が広くて子供には厳しい。相当な腕力が必要で、ライフジャケットが邪魔になって登りにくいです。上陸後移動しようとするとつるつる滑ってすぐに落水します。そもそも落っこちること自体を楽しむことがコンセプトのおうです。縄梯子で登って滑るスライダー?のような遊具もあるのですが、これも滑って登れません。結局、飛び込んで、登っての繰り返し。フロートはゆらゆら揺れるので気分が悪くなってしまうお子さんもいました。帰りは再び泳いで帰りました。子供は喜んでくれたからよかったけど、プールの子供向けの遊具を想像していると、そんな甘いものではありませでした。フルに楽しめるようになるのは小学校高学年じゃないとちょっと厳しいかもというのが正直なところ。

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このフロートのメーカーは、ドイツのWibit社製で、受付やライフセーバーがそう言われてみればドイツ系の方っぽかったのと、全般的にサービスがドライなことを考えると、オペレーションを含めて、同社に委託しているみたいですね。日本での展開は、昨年の伊豆に続いて逗子は2例目のようです。

www.wibitsports.com


Wibit Sports 2015 - YouTube