屈折望遠鏡GT-68とデジタルアイピース

久々に天体望遠鏡ネタですが、MIZAR 屈折望遠鏡 GT-68(口径68mm 焦点距離600mm)の像がボケる原因を放置していたのを思い出したので、改めてレンズを見てみると、恥ずかしながらアクロマートレンズの前後が逆になっていたことが判明。ジャンクで購入したときからそうだったのかは不明だが、こんなことにも気づけなかったのか~情けない。


f:id:t1000zawa:20200901091114j:image

t1000zawa.hatenadiary.com

修正してお掃除。名誉回復のため、夏の夜空を眺めてみると、すっきりとした像になった。

 

放置といえばもう一つ。ebayやamazonで1000円くらいで売られている怪しい中華CMOSデジタルアイピース(カメラ)。

  1.25" Telescope Digital Electronic Eyepiece Camera for Astrophotography USB Port

 1.25" Telescope Digital Electronic Eyepiece Camera for Astrophotography USB Port

CMOSセンサーは80万画素らしい。スリーブは31.7mmサイズなので、36.4mm系の望遠鏡に接続するには、アダプタが別途必要。それが無いことが放置の原因だったが、レーザーコリメータ―購入時に変換アダプタも購入したのを思い出し使ってみる。ドライバやビューワなどソフトは付属していないので、Window10PCに標準添付されている「カメラ」を使う。分解したらこんな感じ。CMOSセンサーにはレンズはついていない。

f:id:t1000zawa:20200828141622j:image

 せっかくなので復活したGT-68に直焦点で接続。地上の遠景で確認すると、画が出るものの、焦点距離のわりにはずいぶん倍率高い。どうもこの製品、本体に「10X DIGITAL ZOOM」と書かれており、電気的に10倍に拡大して出力しているようだ。ドライバが無いのでWindows標準のUSBカメラのドライバで動作しているので、「明るさ」「コントラスト」といった調整はできるが、細かい設定はできない。

 上弦の月に向けてみるとこんな感じ。動画で見れるので、月の上空を飛んでいる感じ。眼視だと200倍くらいの倍率か。(写真は何も補正はしていません。露出オーバー気味、かつ青味がかってますね) 

f:id:t1000zawa:20200827214712j:plain

 

f:id:t1000zawa:20200827213236j:plain

 木星に向けると、盛大な青ハロで、模様は白飛びで見えない。「明るさ」を最小としても状況変わらず。ただし雲が出てきて光量が下がった時に模様が見えていたので、フィルターで減光すれば縞が見えるかも。

f:id:t1000zawa:20200827221413j:plain

次に土星。収差は感じるものの、光量が減ったので、少しはまともな像が得られた。 

f:id:t1000zawa:20200828111332p:plain

ここまでできたら、動画として撮影してソフトで処理すれば面白そう。急遽、SharpCapをインストールして試してみたが、カメラの感度調整はできないことには変わらず。いろいろ試行錯誤しているうちに今晩は時間切れになった。

月とか土星をPCに表示させて、みんなで見てもらうような用途なら使えそうだが、撮影するには、もっとまともなカメラが欲しくなってくる。

 

 

 

 

回数券通勤

 勤務先の通勤手当が、定期券(1ヶ月)相当額の支給から、出社日数に応じた実交通費の支給になった。

定期券(6ヶ月)も7月で期限を迎え、いまの出社頻度では定期券を買うメリットが無いので、都度、切符を買う(Suicaで乗る)か、回数券で乗ることになる。

 私が利用する逗子-東京の片道の運賃は、運賃計算上のキロ数である「営業キロ」は54.9Kmで940円。

だが、そのままではつまらないので手間をかけて少し安く利用している。

 わざわざ語るほどの話でもないが、JRの運賃体系には「特定区間」というのがあって、私鉄と競合している特定の区間は、通常の料金よりも安く設定されている。

たとえば、逗子-横浜間26.1Kmは本来480円のところ、京浜急行と競合している区間なので350円に設定されている。京急の逗子・葉山-横浜間は310円なのでそれでもまだ京急の方が安い。

 同様に、横浜-品川間22.0Kmも本来400円のところ300円に設定されている。京急は310円。

さらに品川-東京間は特定区間ではないが170円。これらを3区間をつないだ逗子-東京間の合算は820円となり、単純に購入するよりも120円安くなる。

 実際には横浜や品川でわざわざ降りて切符を買うことは非現実的だが、あらかじめ必要な区間の乗車券を購入しておけば良く、駅の指定席券売機で発券できるが、それでも面倒だ。

現実的な運用として、私の場合は、逗子-横浜と横浜-新日本橋(←東京と同額)の2分割、かつ回数券(10枚分の価格で11枚 3ヶ月有効)とした。最安となる3分割より10円高いが、さすがに3枚運用は面倒なのでワリキル。

f:id:t1000zawa:20200729235536j:plain

回数券もそのうちSuicaの複数回乗車割引のようなサービスに変わっていって、こうした紙の切符この先無くなっていくのだろう。

それ以前に、この先、再び定期券利用に戻るときがくるのだろうか。

 

 

 

ペルセウス座流星群 2020

今年のペルセウス座流星ですが、極大日の8/12だけ曇り気味で、タイミング合わず。

https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/08-topics02.html

 

8/11 22時の夜空(天頂から北東の空)

棒状のものはアマチュア無線局のアンテナ
f:id:t1000zawa:20200814223245j:image

8/12 23時の夜空(北の空 輻射点付近)

f:id:t1000zawa:20200814223305j:plain

流星は見ることができなかった(気づかなかったが)、双眼鏡で見る天の川あたりは多くの星が美しい。

ちなみに、

電波の方は、少し楽しめた。

https://t1000zawa.hatenadiary.jp/entry/2020/08/14/222647



釣果報告 8/10

久々に会社の先輩KTさんと出撃。朝5時待ち合わせ。ややうねりのある波打ち際から出航。ところが、あれ~KTさんライフジャケット未着用の痛恨のミス。波があるのでいったん船を浜に上げて、自宅まで取りに帰る。気を取り直して6時出航。名島沖に向かうがだんだんうねりがひどくなる。沖には出れず、名島近くの25mラインでアンカリング。南からのうねりに対し、南に向かう潮の流れが速く、つりにくい。しばらく粘るがベラ、トラギス、ネンブツダイで魚の気配がない。ポイント移動の際にアンカーロスト、ひどいうねりと暑さで気分もいまいち。うねりを回避するため浅場に逃げるが釣れる気配はない。うーん、この局面をどう乗り切るか。

10時前に逗子沖の水深12mのポイントへ。サビキを落とすとガクガクとアタリが出て、コアジが鈴なり。時々サバが混じりながら、飽きない程度にアジが釣れる。少し面白くなってきたので、そこから南西の沖の根水深14mに移動。ここでもアジ、サバが釣れてムツも混じった。KTさんもエサ釣りをあきらめてサビキに転向。私はアジを泳がせのヒラメ狙いにチャレンジ。アジは30匹くらいになって、暑くなってきたので11時に納竿。泳がせ仕掛けには残念ながらアタリはなかった。
f:id:t1000zawa:20200812192147j:image

暑い中、アジに救われた感じ。

釣ったお魚やKTさんと山分けして、サバはシメサバ、アジは刺身とアジフライ(しそ巻きバージョンあり)、ムツは刺身で美味しくいただいた。

 

釣果報告 8/2

梅雨明け最初の日曜日、STさんと釣行。朝から天気は快晴で海況も良く絶好のコンディション。ただ暑くなりそうなので、昼前には上がりましょうということで朝5時半集合、6時出航。

 海上は北寄りの風が吹いていてこの時間はまだ涼しい。森戸沖水深25mの根の上にアンカリング。水面がパチャついているのでジグを投げるが反応なく、コマセを撒きながらサビキ釣りに専念。

 今日は濁り潮で、ときおり回ってくるイワシの群れのタナは中層より下で、タイミングが合うと一荷が連発。カタクチイワシよりウルメイワシがやや多め。さらに下に仕掛けを下してしまうとネンブツダイの一荷となる。ウルメイワシは釣れるとすぐに弱ってしまうので、クーラーボックスに直行させてなるべく鮮度を保つ。

 イワシが十分な数になったので、イワシ泳がせのヒラメ仕掛けを投入。2匹目のイワシを投入した後、竿先にモゾモゾとした感触。ぐっと我慢してアワセを入れるとずっしりとした重み。キター!大物だあ。STさんにタモスタンバイをしてもらい、リールをゆっくりと巻くが・・・途中でふわっと軽くなった。まさか・・・。巻き上げると、仕掛けの孫針がぷっつりと切れていた。大物が孫針だけにフッキングしていたのだろうか。ショックは大きくしばし呆然。姿は見なかったので「サメかエイだったということにしておきましょう」というSTさんの慰めでなんとか気を取り直す。

 本格的な夏到来で、今日の海はミニボート、カヌー、SUP、水上バイクがいつにも増してにぎやか。それに目を光らせる海上保安庁の巡視船、これ見よがしのゴールド色のクルーザーも目立っていた。そんな海を眺めながら、アジやカサゴがポツポツと上がりそれなりに忙しい時間が続いたが、大物のアタリは無く、小物のアタリも遠のいてきた10時30分、前半戦終了。

f:id:t1000zawa:20200802163238j:plain

真名瀬でトイレ休憩した後、後半戦は森戸海岸沖の水深7m程度の浅場でキス狙い。船の前方に水着のお姉さんを並べた絵に描いたようなバブリークルーザーが、これ見よがしにギャラリーの多い浜辺のすぐ前にやってきたのを横目に、われわれはキスとメゴチを地味に釣りあげる。この浅場にもイワシが回っているので何匹か確保して、ここでもイワシの泳がせてみる。このあたりの浅場ではヒラメの実績があるものの、エイやサメが釣れたことの方が多い。さっきのバラシのリベンジなるか。

 そろそろ昼近くなり暑くなってきた。ダレ気味になったそのとき、ゴゴゴッを大きなアタリ。いきなり竿が真下にズドンと曲がる。STさん素早くタモスタンバイ。大きすぎるアタリにドラグを緩めようとするが、さらに引きは大きくなり、竿先が船の真下に入りそうになるほどに曲がった途端、ブチン!・・・・PE3号のラインが干し切れている。頭の中は真っ白になり、しばし静寂が訪れた。STさんはさすがに2回目は気の毒に思ってくれたのか、気を遣ってしばらく話かけないようにしてくれていた。我に返った後、あれはいったい何がかかったのだろう、という話になる。大きく走ったのでヒラメでもサメでもないようだし、青物か?青物だったら80㎝くらいはあったかも、バレなくても上げられなかったのではないか・・などなど思いをめぐらしつつ、ドラグ調整がいまいちだったことに深く反省。次回からタックルを見直すことを誓って、12時30分過ぎに納竿。暑い中、大変お疲れ様でした。

f:id:t1000zawa:20200803165046j:image

アジとウルメイワシは刺身にして美味しくいただいた。

翌日、カサゴはアクアパッツア、カタクチイワシはパスタに。いつもの夏らしいラインナップが梅雨明けの週末の食卓を飾った。
f:id:t1000zawa:20200804093356j:image

緊急地震速報 7/30

横須賀線に乗車中の7月30日9時38分、車内に携帯電話の緊急地震速報が一斉に鳴り響いた。千葉県南方沖を震源とする地震らしい。嫌だなあ、続報を得ようネットにアクセスするが、そういうときに限ってスマホがフリーズ。スマホを再起動して気象庁や報道機関のサイトやradikoをチェックするが、どうも様子がおかしい。幸いにも揺れなかったようだ。

緊急地震速報の発表内容↓
f:id:t1000zawa:20200730222900j:image

↑これによれば、房総半島東方沖でM7.3の地震が観測されて、予想震度が「震度5強程度」だったとになっている。NHKは予測震度「震度5弱」が発表された時点で、チャイムを鳴らして全国放送に割り込み、携帯各社は予測震度「震度5弱」が発表された時点で予測震度「震度4」以上の地域で例のプワプワ音をともなった通知が出る。

 

実際に発生した地震の情報は↓

f:id:t1000zawa:20200730223038j:image

実際に発生したのは鳥島近海M5.8の地震緊急地震速報のシステムではこれを房総半島南方沖M7.3の地震と判断したようだ。

気象庁は「誤報」として会見で謝罪をしたそうだが、世界に冠たる地震速報システム、誤報を責めるのでなく、さらに磨きをかけてほしいと思うし、そもそもこのエリアで大きな地震があること自体を警戒すべきだと思う。

 

 

 

リゾートでブレックファスト

今月になってから突如現れた、KKR逗子松汀園(しょうていえん)の「お宿の朝ごはんはじめました」の看板。前日20時までの予約で朝7時30分か8時ちょうどから、朝食をいだけけるらしい。お値段は800円。果たしてどんなものなのか、在宅勤務の日の前日に予約して訪れてみた。

松汀園は、各省庁の20の共済組合の連合会である、国家公務員共済組合連合会(KKR)が運営する宿泊施設(保養所)である。いわゆる公共の宿として、国家公務員だけでなく一般の利用も可能。宿泊施設が比較的少ないこのエリアでは稀有な存在で、鎌倉や三浦半島の観光客の利用も多い。施設は関東大震災の3か月前の大正12年6月に建築された別荘がベースとなっている。

KKR逗子松汀園(逗子保養所) | 施設一覧 | KKR-国家公務員共済組合連合会

◎公式&最安値◎ KKR逗子松汀園★湘南逗子の隠れ宿 海まで3分 | ・・・公式サイト・・・ 逗子に泊まるならKKR逗子松汀園 海まで3分!

周囲は、昔は保養地として別荘が多かったのだろうが、現在は住宅街の中にある。当然、海は望めない。快適かどうかはその人の価値観に大きく左右されそうだ。

それでも貴重な逗子の宿泊施設、かねてから入館したみたかった夢が叶うときが来た。

朝食は8時からで予約。7時50分、時間に余裕を見て自宅を出発。これからリゾートに向かうのだ、そう言い聞かせて歩くいつもの道は、逗子小学校に向かう小学生が歩くいつもの風景。3分で到着。日本庭園の石畳のアプロ―チを歩いてエントランスへ。下駄箱には名前が書かれた紙製の「歓迎 ●●ご一行様の看板。宿の細かい心遣いに気分が盛り上がる。フロントで受付。非接触型の体温計で発熱のないことを確認して、宿帳に記入。自分の住所とお宿の住所がなんか似ている。(住所氏名の記載はコロナ感染者発生時の濃厚接触追跡が目的のようだった)仲居さんがご案内してくれたお食事処は、美しい芝生の庭に面してテーブルがしつらえられ、2人並んで座る形で朝食の用意がされていた。お客様は他に2人。バッハかな、クラシック音楽が静かに流れている。
f:id:t1000zawa:20200729090504j:image

 この日のメニューは、湯豆腐、ワカメと水菜のサラダ、おひたし、銀ダラのような上品な白身の焼き魚、しらすおろし、納豆、温泉卵、お漬物、ツナ、味付け海苔といったおかずと、ごはん、お味噌汁、デザートの自家製ヨーグルト、お飲み物(コーヒー、紅茶、野菜ジュースなど)はセルフサービス。お値段からして、せいぜい吉野家松屋の納豆定食のようなものかと思っていたが、本当に「お宿の朝食」そのもの。天下の国家公務員共済組合のお宿には失礼な想像をしてしまった。

 丁寧に手入れされた芝生の上にかわるがわる下りてくる鳥達(近所のスズメ、セキレイ、カラス)を愛でながら、ゆっくりといただく朝食は、美味しかった。

 例年であれば、すでに夏休みシーズンで海水浴客や観光客で賑わっていたはずだが、今年は海水浴場の開設も無く、お客様は少ないという。そうした中で始めた朝食サービスなのかもしれず、陰ながら応援したい。