横須賀線遅延 2/1

今朝は、8時前に東海道線新橋駅下り線で人身事故が発生していたが、8時過ぎの段階では横須賀線は平常運転だった。

新橋駅で事故発生の場合、東海道線は地上、横須賀線は地下なので、お互いに影響はないのである。また現場は下り線だったので並行する京浜東北線はホームを挟んで反対側となり、隣の線路ではなかったので、「救助作業」の安全確保のために巻き添えで長時間運転見合せになるようなこともなかった。

こうした駅の線路の配置(構内配線)を考えながら復旧までの過程を想像をしていくことや、ある線区が不通になった場合に、その旅客がどのように流動するのかを考えることは鉄道利用客として極めて重要であり、世界最高の広大かつ複雑な鉄道ネットワークである首都圏のJRを利用する醍醐味でもあーる。

さて、横須賀線逗子駅を定刻に発車した。今日の状況では、東海道線の利用客の多くが横須賀線に移って来るのは明白。影響が出るのはこれからだ。車掌は、今後直面する、東海道線が運転見合せになったことによるこの列車の混雑と遅延リスクを、逗子駅発車の時点から的確に案内していた。私も早々に覚悟して「電車遅延で会議に遅れまーす」のメールを職場に送る。

想定通り、大船、戸塚からは東海道線の利用者がどっと乗ってきた。横須賀線しか停車しない東戸塚保土ヶ谷では、積み残しが出ていたようだ。彼らにとっては迷惑な話だ。乗降に時間がかかったことで横浜駅到着時点で約10分遅れとなった。ここで混乱が生じる。

東海道線は運転再開

横須賀線は、新川崎駅でドア点検で運転見合せ

どっちに行けばいいのか。旅客は駅と車内の案内で右往左往している。

東海道線は約1時間ぶりの運転再開なのだから 、これから運転整理になるわけで、相当時間かかるだろう。横須賀線はドア点検は大混雑が原因だろうから現場で駅係員が対応すれば状況がわかるが、それなりに時間がかかるから、結局どっちも変わらないだろうと判断した。

横須賀線は10分後に運転再開したが、新川崎、武蔵小杉の乗降、西大井から大崎方面への平面交差の信号待ち(旧 蛇窪信号場 のこと。いまは大崎駅構内)、運転司令の行先変更の混乱(総武快速線直通を中止するしないの混乱)もあって、ノロノロ進む。目的地新橋についたのは定刻40分遅れだった。

今日の横須賀線は、他人の仕事を押し付けられて、最初は「なーに、へっちゃらさ」と言っていたものの、だんだん苦しくなってきて、ついに病んじゃった、という感じ。同情する。関係者の方々お疲れ様でした。

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