横須賀線が東海道線に迂回 1/25

今朝も寒い。逗子は氷点下2度を記録。霜柱立っている。
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さて今朝の横須賀線は、総武快速線区間での車両点検の影響などで遅延しており、逗子折り返しで上り8:22発津田沼行(874S)となる下り列車(675S)が10分遅れたことで、上り8:30発千葉行(858S)が先発に変更となっていた。遅れで混雑している先発の列車を避けて、折り返し8:35頃発に変更になった津田沼行(874S)に乗車した。
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その後、ホームのテレスピ(業務連絡用のインターホンのようなもの)から、東戸塚B線(下り線)で人身事故発生の報。すぐに運転見合わせになったが、上り列車は、この先の線路は空いているため、通知運転となった。通知運転とは

駅間で列車が停車することを防止するために、先行列車が次の駅を出発して駅の番線が空いてからでなければ続行列車を出発させないようにすることをいう。次の駅の番線が空いた場合にはその駅まで進むことが許され、駅に到着後は再び次の駅の番線が空くまで待機する。運転整理 - Wikipedia

というもの。鎌倉、北鎌倉、大船と一駅ずつ進んだが、大船で耳を疑うアナウンス。「横須賀線は先ほど東戸塚駅で発生した人身事故の影響により全線で運転を見合わせておりますが、この列車は本日、戸塚から東海道線の線路を使って横浜まで運転します。大船の次は横浜に停まります。東戸塚保土ヶ谷には停まりませんのでご注意ください。横浜を出ますと次は新川崎、武蔵小杉、西大井、品川、新橋、東京の順に停まります。なお本日この列車は総武快速線との直通運転を取りやめ行先を東京行きに変更します。錦糸町津田沼千葉方面ご利用の方は東京駅でお乗り換えください。この列車、信号が変わりましたら発車します。ご乗車になってお待ち下さい(原文ママではない)

東海道線横須賀線の間の迂回は、東海道線が川崎あたりで不通になった際、横須賀線の線路を使って新川崎経由で運転するケースには何度が遭遇したが、横須賀線東海道線の線路を使うのは初めての体験だ。先行する横須賀線も迂回したのだろうか。

列車はしばらく大船駅に停車した後、発車。戸塚までは通常通りの線路を走るが、戸塚駅の手前の分岐器を渡って東海道線の上り本線に入り、戸塚駅東海道線ホームに到着した。東海道線ホームにやってきた横須賀線にホームのお客様が不思議そうな顔をしていた。
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戸塚では「次は横浜です。東戸塚保土ヶ谷には停まりません」と念押しのアナウンスをして発車。東海道上り線を走る。

ほどなく東戸塚駅が見えてきた。事故現場となった下り線ホームは、ホーム中程に先頭車両が停車していて、急停車したことを物語る。「負傷者の救出」がまだ続いているのか、人だかりや消防隊の姿が見えた。事故の当該の下り列車はグリーン車から後ろがホームに差し掛かっていない。車内には多くのお客様が見えるが、事故処理が終わるまでホームに降りようにも降りられず閉じ込められている状態と思われる。

一方、反対の上り線ホームには逗子駅を先に出発したはずの11両編成が停車していたので、結果的に先行列車を追い越してしまった形になった。

 東戸塚保土ヶ谷間の横須賀線下り線には、事故の当該列車の後続列車が3本停車しているのが見えた。うち2本は駅間で停車していて、保土ヶ谷駅出発直後で停車していた列車は、踏切をまたいで停車している。乗っている人も踏切を利用する人も気の毒である。

 そんな状態を横目に見ながら、我が列車は無事、横浜駅東海道線上りホーム8番線に到着した。ここでようやく横須賀線の運転再開の報せがあったが、このまま乗っていてもおそらく横須賀線は運転再開直後でノロノロだろうから、素直に東海道線上野東京ライン)に乗り換えて新橋に向かった。


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結局、会社に着いたのは1時間遅れ。

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私も横須賀線利用者になって15年以上経つが、今回のような迂回のケースは初めてだった。

JR東日本では迂回運転のための乗務員の訓練やシステムの改修などを加速しているらしい。

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